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いきいき、彼女が欲しい

宇野side
ライブ終わりの楽屋の中.  本番前のぴりっとした緊張感はなくて無事に終わった安心感に包まれていた.
與「 あんな、トロッコ乗ってる時にカップルさんがいたんやけど  俺と宇野ちゃんのタオルやったで  」
西「  は 」

宇「 え  嬉しい 」

日「 あ 、馬鹿お前 !  お茶溢れてんぞ ! 宇野のことみてるからっ 」
與「 ああっ  日高どないしよっ 」
浦「  はい衣装さんに怒られる〜 」
楽屋の大きめの机に広がっていくのはお茶の池.  仕方ないなあ  なんて逆に愛着が湧いてしまうのは  真司郎の策略だろうか
西「 はいはい質問です ! なんで與さんはさっきから俺の目を見ようとしないんですか 」
與「 だってさっきからめっちゃ監視されとるんやもん… 」
秀「 うっわキモ  真司郎ドンマイやな 」
西「  ねえ  秀太はなんでいっつもそんなに冷たいん ? 俺だって人間だから 傷つくんですけどー 」
日「 かまちょかよ 」
とてもドーム公演を終えたアーティストの会話とは思えない. 真司郎と直也くんは溢してしまったお茶の処理  日高くんはハンドスピナー  秀太はゲーム  そして最後の1人は___
西「 んふふ 」
宇「 …… 」
西「 んふ 」
いつのまに移動してきたのか既に隣を陣取られていた.  不気味な笑みを浮かべて顔を近づけてくる変質者なんか気にせず雑誌に没頭する.

西「 実彩子  実彩子っ 」
宇「 …… 」
日「  へへ  西島ってば無視されてやんの  」
くるくると回転するハンドスピナーを片手にニヤニヤと笑う日高くん.  某絵本の声優をやっていたとはどうしても思い難い意地悪な表情で.
西「  構って 」
宇「  嫌だ 」

  
西「  …家では構ってくれる癖に 」
宇「…うるさい黙って」
不貞腐れたように半目でひと睨みしてから真司郎に絡みにいく君.  雑誌に目を落として数秒後.  溢れたお茶を拭き取ったフキンを洗いに行っていた真司郎が悲鳴をあげる.
與「 ちょ っ…ほんまにあかん ! 西島抱きつくなっ 」
西「 だあって実彩子が構ってくれないんだもーん 」
與「 実彩子ちゃん恨むでっ 」
宇「 ごめ〜ん 」
手を合わせて顎を引いて上目遣い  ごめんねポーズ.  君の顔がゆでダコみたいになったことに気づいたのはすぐのこと.
西「  あああっ … ほんと可愛すぎ  なんなの殺す気かよ っ 」
宇「 あんたにしてない 」
與「 せやせや  実彩子ちゃんは俺にやってくれたんやで 」
宇「 そうだよっ ねー真司郎 」
西「 実彩子あとで覚えとけよ ばかっ  あほっ 」

完全に悪者の台詞に思わず笑ってしまう私たち.  そんな様子に気づいた君が眉間に皺を寄せまくって睨んできていて  そんな所も愛おしい.  
____“こんなにもすき” その歌詞を聞いた時  すんなりと頭に入ってきた  だって君のことを考えたら.
西「    …でさあ 実彩子がね  そう  ほんっとに可愛いわけ 」
聞こえてきたのは日高くんと君の会話.  内容は今日の朝 私が枕と勘違いして君に抱きついてしまったこと.  恥ずかしすぎて絶対秘密だからね なんて念を押したのに…

宇「  たかの馬鹿!!  言わない約束!  」
西「  やあっと名前呼んでくれたぁ  たか とか可愛すぎ愛してる愛してる っ 」
宇「 私は嫌いっ 」
 私はまたどうでもいい嘘をつく.  けど両手は君に向けて.  天邪鬼な私は態度で示すのが精一杯で それでも君は “はいはい” なんて緩みすぎた顔で私を抱きしめてくれる.
西「  はああ っ  実彩子ほんと好き  一生離れたくない 」
宇「 …やだ たか怖い 」
西「 今日お風呂一緒に入ろ 」
宇「 変態!!! 」
_____君と私の perfect love  (完璧な愛)
與「 もー  あいつら  ここ楽屋やって  分かってないんちゃう  ?! 」
日「 あんなに イチャコラしやがって 」
秀「風呂一緒に 入ろうとか キモすぎやろ西島 」
浦「俺も彼女が欲しいーーー!!!!!」
與日秀「    (°_°)    」

皆さん更新遅れて申し訳ないです……!!
私事ですが今年受験なので更新頻度が一気に落ちます、、
週一に更新できればいいなあくらいの亀更新となりそうです
ごめんなさい
また新作についてですがあまり人気がないので消そうか迷い中です
消してしまったらすみません
とりあえずDon't let me go ミカンセイの方を進めていこうかなと思っております
今後とも宜しくお願いします!!

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